話題の自律型AIエージェント、OpenClaw(オープンクロー)って何?Cowork・Dispatchとの違いと、使い始める前に知りたいこと
2026年に最も話題となったAIエージェント「OpenClaw」。
GitHubで30万スターを超えたこのツールは、従来のチャット型AIとは根本的に異なる存在です。
・AnthropicのCowork・Dispatchとは何が違うのか
・費用はどうかかるのか
・使用にあたってのリスクとは
これらの内容で一般の方にも分かるよう整理しました。
- 自律型AIエージェント OpenClaw(オープンクロー)とは
- OpenClawにできること― Heartbeat機能
- Claude Cowork(コワーク)とOpenClawとの違い
- 結局、何ができて何ができない?OpenClawとCoworkを具体例で比較
- 「OpenClawはオワコン」説が浮上?
Anthropicが新たに提供開始したClaude Dispatch(ディスパッチ)とは - OpenClawの2種類の動かし方
- OpenClawの導入ハードル|思ったより設定が複雑
- 費用の仕組み|サブスク・API・トークンの違い
- オープンソースであることのリスク
- 総評 | どんな人に向いている?
- どれを選ぶべき?普段使いに適しているツールは
自律型AIエージェント OpenClaw(オープンクロー)とは
OpenClawは、2025年11月にオーストリア人開発者Peter Steinberger氏が公開したオープンソースの自律型AIパーソナルアシスタントです。
当初は「Clawdbot」「Moltbot」という名称で知られていましたが、口コミで拡散し2026年1月下旬から爆発的に普及しました。
GitHubと呼ばれるプログラム共有サービスでは、30万を超える「お気に入り」が付くほどの人気となっています。
従来のChatGPTやClaudeといったチャット型AIが「質問に答える」受動的な存在であるのに対し、OpenClawはユーザーに代わって実際にタスクを実行する「能動型AI」として設計されています。
映画『アイアンマン』のJARVISに最も近いAIと評されるゆえんです。
ソフトウェア自体は無料ですが、AIとして考えさせる部分(API)には別途費用がかかります。
費用の仕組みは後の章でくわしく説明します。
OpenClawにできること― Heartbeat機能
チャット型AIとの最大の違いは、「回答する」のではなく「実行する」点にあります。
コンピューターの操作を代行
ファイルの整理・移動・名前変更など、PC上の作業を自動で行います。プログラムの実行も可能です。
複数のチャットアプリから指示
WhatsApp・Telegram・Discord・Slack・LINE・Teamsなど、普段使いのアプリから指示を出せます。
定期的な自動実行(Heartbeat)
一度設定しておけば、決まった時間に自動でタスクを実行し続けます。
機能を自由に追加(スキル)
コミュニティが作った200以上の拡張機能を追加できます。GitHubやNotionとの連携も可能です。
Webの自動操作
ブラウザを操作してフォームへの入力やWeb上の情報収集を自動で行います。
複数のAIを切り替えて利用
Claude・ChatGPT・Geminiなど、好みのAIを組み合わせて使えます。特定のサービスに縛られません。
Heartbeat(定期自動実行)機能とは
OpenClawが特に注目される機能が「Heartbeat(ハートビート)」です。
これは定期的に自動で目を覚まし、あらかじめ設定したタスクを実行する仕組みです。
たとえば「毎朝9時にカレンダーを確認して報告して」と一度設定しておけば、毎日自動で実行されます。
ただしこれはAIが自分で考えて気を利かせるのではなく、事前に書いたルールを忠実に繰り返すだけです。
ルールの記述は「HEARTBEAT.md」というメモファイルに、「未読メールを確認して件名を一覧にして」「明日の天気を調べてLINEに送って」といった具合に、普通の文章で書きます。
CoworkにもHeartbeatに近い機能はある
実はCoworkにもスケジュールタスク(定期自動実行)の機能があります。
ただしいくつかの違いがあります。
Coworkの場合:定期的にこちらが指定したスケジュールで処理を実行してくれます。ただしPCが起動していて、かつClaudeのデスクトップアプリを開いていないと実行しません。
OpenClaw(ローカルPC版)の場合:PCが起動していれば自動で動きます。ただしPCの電源が切れていると実行しません。
OpenClaw(クラウドサーバー版)の場合:ローカルPCとは切り離された状態で24時間365日動き続けます。ただし操作できるのはサーバー内の処理やWeb上の作業に限られます。
ローカルPCを操作したい場合は別途接続設定が必要で、もちろん電源が切れていれば、ローカルPCに対する操作はできません。
「Mac miniを買ってOpenClaw専用マシンにする」という話が話題になったのも、常にPCを起動しておくためのマシンとして使うためでした。
Claude Cowork(コワーク)とOpenClawとの違い
そもそもCoworkとは
Coworkは、AnthropicがClaude(クロード)に追加したデスクトップ向けのAIエージェント機能です。
2026年4月に全有料プランへ正式提供が開始されました。
「タスクを渡したら、AIが計画を立てて実行し、成果物まで作ってくれる」という点ではOpenClawと発想が似ています。
ただし大きな違いは、技術的な知識がなくても使えるよう、安全性を最優先に設計されている点です。
CoworkはClaude専用のツールで、MacとWindowsのデスクトップアプリとして提供されます。
スマートフォンアプリは単体では動かず、後述する「Dispatch」との組み合わせが必要です。
できることの違い
OpenClawはコンピューターへのアクセス権限が非常に広く、シェルコマンド(コンピューターを直接操作するプログラム)の実行や、Webスクレイピング(Webサイトから自動でデータを収集すること)なども可能です。
一方CoworkはローカルファイルへのアクセスやExcel・PowerPointとの連携、スケジュールタスクの実行などに特化しており、業務で日常的に必要な作業に絞って安全に使える設計になっています。
| ✅ OpenClawにできてCoworkにできないこと |
|---|
| 複数のAI(Claude・GPT・Gemini等)を使い分ける |
| 最高権限のシェルコマンドでPCを直接操作する |
| Webスクレイピングなど、独自のプログラムを走らせてサイトからデータを自動収集する |
| WhatsApp・Telegram・LINEなど複数のアプリから指示を受け取る |
| 自分のPCなしで24時間稼働(クラウドサーバー版) |
| スキル(拡張機能)を自由に追加して機能を拡張する |
| ✅ CoworkにできてOpenClawにできないこと |
|---|
| Excel・PowerPoint・スプレッドシートを直接編集する |
| セットアップなしですぐに使い始める |
| 企業向けの利用管理(誰が使ったか・費用の上限設定)ができる |
| Anthropicが管理するサンドボックスで安全に動く |
| 月額定額で費用を予測しやすい |
セキュリティ面の違い
OpenClawはコンピューターの「管理者権限」(すべての操作が可能な最高権限)で動きます。
つまり自由度は非常に高い反面、何か問題が起きたときの影響範囲も非常に広いのが特徴です。
セキュリティの管理はすべて自分で行う必要があります。
CoworkはAnthropicが設けた制限の範囲内でのみ動きます。
ファイルの削除など重大な操作の前には必ずユーザーの確認を求める設計になっており、「AIが暴走して大切なデータを消してしまった」というリスクを最小限に抑えています。
OpenClawはオープンソースのAIエージェントです。
オープンソースであることによるセキュリティリスクなど、後述の章で別途説明しているので、そちらをご覧ください。
比較まとめ
| 項目 | OpenClaw | Cowork |
|---|---|---|
| 開発元 | 独立系開発者(誰でも中身を見られるオープンソース) | Anthropic(Claude開発元の公式製品) |
| 対象ユーザー | 技術者・上級ユーザー向け | 一般のビジネスパーソン向け |
| 使えるAI | Claude・GPT・Geminiなど何でも | Claudeのみ |
| 動作条件 | 設定次第でPCなしでも24時間稼働可能 | PCが起動+Claudeアプリが開いている状態が必要 |
| 対応OS | Mac / Linux / Windows(一部制限あり) | Mac / Windows |
| スマホから指示 | Telegram・WhatsApp等のチャットアプリ経由で可能 | Dispatch機能との組み合わせで可能 |
| セキュリティ管理 | すべて自己責任 | Anthropicが責任を持って対応 |
| 価格 | ソフト自体は無料(AI利用料が別途かかる) | 有料プランの月額料金に含まれる |
| 費用の予測 | 使い方次第で青天井になりうる | 月額定額で予測しやすい |
| Excelなどとの連携 | 非対応 | 対応 |
| セットアップ | 技術的な設定が必要(数時間〜) | すぐに使い始められる |
結局、何ができて何ができない?OpenClawとCoworkを具体例で比較
なにができるのか、Coworkとの違いなど、前のセクションでも触れましたが、より具体的なシーン別で整理します。
OpenClawが得意なシーン
-
自分のPCなしで24時間何かを自動化したい
Webサイトの情報を毎日自動収集する、サーバーを定期監視して異常があれば通知するなど。
クラウドサーバー版であれば完全に無人で動き続けます。 -
複数のAIを使い比べたい・特定のサービスに縛られたくない
Claude・ChatGPT・Geminiなどを同じ画面で切り替えながら使えます。
障害時に別のAIへ自動切り替えする設定も可能です。 -
Telegram・LINEなど普段使いのアプリからAIを操作したい
専用アプリを開かずに、既存のチャットツールをそのままリモコン代わりに使えます。
ただし各アプリでBotの設定作業が必要です。 -
徹底的に自分好みにカスタマイズしたい
拡張機能(スキル)を追加したり、動作のルールを細かく設定したりと、自分だけの環境を作り込めます。
技術的な知識があれば自由度は無限大です。
Coworkが得意なシーン
- ExcelやPowerPointなど日常のオフィス業務をAIに任せたい スプレッドシートの整理・スライドの作成など、Office系ソフトとの連携が標準で備わっています。
-
すぐに使い始めたい・難しい設定はしたくない
インストール後すぐに使えます。
Dispatchのスマホ連携もQRコードを読み込むだけで約2分で完了します。 -
費用を定額で管理したい
月額プランの料金内で使えます。
使いすぎて予想外の高額請求が来るリスクがありません。 - 会社・組織で安全に導入したい 誰がどれだけ使ったか、費用の上限設定、部門ごとのアクセス権限管理など企業向けの機能が揃っています。
「OpenClawはオワコン」説が浮上?
Anthropicが新たに提供開始したClaude Dispatch(ディスパッチ)とは
2026年3月18日、AnthropicはCoworkに新機能「Claude Dispatch(クロード・ディスパッチ)」を追加しました。
スマートフォンからデスクトップPCに指示を出し、PCが作業を進めてくれる機能です。
これによって今までデスクトップでしか動作しなかったものが、「通勤中に指示を出して、会社に着いたら資料が完成している」といった使い方が可能になりました。
これを受けて一部では「OpenClawはもう不要(オワコン)では?」という声が上がりましたが、そもそも両者は目的もターゲットユーザーも異なるツールです。
Dispatchは「Claudeをもっと手軽にスマホから使いたい一般ユーザー向け」、OpenClawは「自分のサーバーで自由に自動化したい技術者向け」という方向性の違いがあり、単純に比較できるものではありません。
| 項目 | OpenClaw | Claude Dispatch |
|---|---|---|
| スマホから指示 | 〇 Telegram・WhatsApp等のアプリ経由 | 〇 Claudeアプリ1つで完結 |
| PCの電源が不要 | 〇 クラウドサーバー版では不要 | ✕ PCが起動していないと動かない |
| 準備の手軽さ | ✕ 技術的な設定が必要(数時間〜) | 〇 QRコードを読み込むだけ・約2分 |
| 自分のPCのファイルを操作 | 〇 直接アクセスできる | 〇 直接アクセスできる |
| 費用の予測 | ✕ AI利用料が変動する | 〇 月額定額に含まれる |
| 自由なカスタマイズ | 〇 基本的に何でもできる | ✕ 限られた範囲内 |
「Claude専用PCを用意してDispatchを使う」はアリか
「Cowork用にPCを1台専用に用意して、Claude Desktopを常時起動しておく」という運用であれば、DispatchでもローカルPC版OpenClawとほぼ同じことが実現できます。
しかも設定は約2分、費用は月額定額、セキュリティもAnthropicが保証してくれます。
技術的な知識がない方にとっては、この組み合わせが最も現実的な選択肢かもしれません。
OpenClawの2種類の動かし方
OpenClawは「ソフトウェア(プログラム)」であり、どこにインストールするかを自分で選べます。
パターン①|ローカルPCにインストールする

ローカルPCを使った作業を行いたいときの最も基本的な形です。
PCの電源を切るとOpenClawも止まるため、24時間稼働させたい場合は常時起動できる専用のPCが必要です。
「Mac miniをOpenClaw専用マシンとして購入した」という話が話題になったのも、このためです。
パターン②|クラウドサーバー(VPS)にインストールする

用語解説
クラウドサーバー(VPS)とは
月額数百円〜で借りられる、インターネット上にあるコンピューターです。
電源が切れることなく24時間365日動き続けます。
XServerやさくらインターネットなど国内でも多くの業者が提供しています。
ローカルPCとは切り離された場所でAIエージェントが動き続けます。
スマホからTelegramやWhatsApp経由で指示を出すと、クラウドサーバー上のOpenClawが動いて返事をくれます。
VPS自体にログインしたり専用アプリを開いたりする必要はなく、普段使いのチャットアプリがそのままリモコン代わりになります。
ただしクラウドサーバーの契約・設定・管理など、技術的な知識が別途必要になります。
また、ローカルPCを操作したい場合は、ローカルPCを作業端末として接続する必要があります。
| 項目 | ローカルPC版 | クラウドサーバー版 |
|---|---|---|
| 初期費用 | PC代(数万円〜) | なし |
| 月額固定費 | 電気代のみ(API費用は別途必要) | 数百円〜1,100円程度(API費用は別途必要) |
| PC電源オフで止まる | 止まる | 止まらない |
| ローカルPCのファイルにアクセス | できる | できない(クラウド内のみ) |
| 設定の難しさ | 中程度 | 高い(サーバー管理の知識が必要) |
OpenClawの導入ハードル|思ったより設定が複雑
ここまでOpenClawについて説明をしてきましたが、ではどう導入すればいいのかと言うと、OpenClawを実際に使い始めるためには、各チャットプラットフォームごとに個別の設定作業が必要です。
「普段使いのアプリから指示できる」という便利さの裏には、こうした準備作業があります。
| アプリ | 必要な作業 | 難易度 |
|---|---|---|
| Telegram | 「BotFather」というアカウントにコマンドを送り、Bot(自動応答プログラム)を作成してAPIトークン(認証コード)を取得する | ★☆☆ |
| Discord | Discord開発者ページでアプリを作成し、自分のサーバーにBotを招待する | ★★☆ |
| スマホのWhatsAppでQRコードを読み込み、自分のアカウントを紐付ける(規約上グレーな面あり) | ★★★ | |
| Slack | Slackのアプリ管理画面でOAuth認証を設定する | ★★★ |
| LINE | LINE Messaging APIに登録し、開発者設定を行う | ★★★ |
Coworkが「インストールしたらすぐ使える」のとは対照的に、OpenClawは最低でもある程度の技術知識がないと動かすところまでたどり着けません。
さらにクラウドサーバーで動かす場合は、サーバー管理の知識も追加で必要になります。
一般の方が使うには少しハードルが高い気がしますよね。
費用の仕組み|サブスク・API・トークンの違い
「サブスク」と「API」は全く別の料金体系
普段みなさんがclaude.aiやChatGPT.comで使っているのはサブスクリプション(月額定額制)です。
月額を払えば何回使っても追加料金はかかりません(1日に使える回数の上限はあります)。
一方API(エーピーアイ)は、開発者がAIの機能をプログラムから呼び出すための仕組みで、使った量に応じて料金がかかります。
OpenClawはこのAPIを使ってAIに考えさせるため、使えば使うほど料金が積み上がる従量課金制です。
使用には上限がないため、設定次第で青天井になります。
トークンとは何か
APIの料金計算に使われる単位が「トークン」です。
これはAIが文章を読み書きする際の最小単位だと考えてください。
「今日の天気は?」→ 約 6〜8 トークン
「この文書を要約して(長文)」→ 数百〜数千 トークン※
日本語は英語に比べてトークンを多く消費する傾向があるようです
Claude Sonnet 4.6を例にすると、AIへの入力は100万トークンあたり約3ドル、AIからの出力は約15ドルです。
待機中でもAPIは消費されるのか
「OpenClawを起動しているだけでもAPIはかかるのか?」という疑問をよく耳にします。
結論から言えば、完全に何もしていない状態ではAPIは消費されません。
ただし実際は思っている以上に多くの場面でAPIが動きます。
簡単な質問でも9,600トークン以上消費することがある
「あなたはどんなAIですか?」といった短い質問を送るだけでも、OpenClawはバックグラウンドで複数のAPIを自動で呼び出します。これらはユーザーには見えませんが、実際にトークンを消費しており、プロンプトトークンが9,600〜10,000以上に達することがあります。
さらにHeartbeat機能で30分ごとに自動起動するよう設定していると、1日48回分のAPI呼び出しが発生します。「推論モード(Thinkingモード)」をオンにすると消費量がさらに10〜50倍に跳ね上がることもあります。
最適化なしで運用すると月額600ドル(約9万円)近くかかるケースも報告されており、適切な設定をすることで60ドル(約9,000円)程度まで抑えられると言われています。
オープンソースであることのリスク
OpenClawは「オープンソース」、つまりプログラムのコードが全世界に公開されています。
これはカスタマイズしやすい・無料で使えるなどのメリットがある反面、コードを見れば誰でも弱点を探せてしまうというリスクも伴います。
実際に起きたこと
OpenClawではこれまで公開からわずか数か月で、深刻なセキュリティ上の問題が次々と発見されたようです。
PCを乗っ取られる脆弱性(40件以上)
2026年2月までに、悪意のある第三者がPCを直接操作できてしまう「リモートコード実行」など40件以上の問題が発見され、修正パッチが当てられました。
また、OpenClawのサーバー設定の不備により、悪意のあるWebページを1つ訪問するだけで攻撃が成立するケースも確認されています。
偽のプラグインによる情報窃取
OpenClawは「スキル」と呼ばれる拡張機能を追加できますが、公式マーケットプレイスで341個もの偽の拡張機能が発見されました。
これらは本物のツールに見せかけており、インストールすると個人情報やパスワードを外部に送信するように設計されていました。
スマホアプリの「野良アプリ」と同じような「サプライチェーン攻撃」と呼ばれる手口です。
メールやWebページ経由で乗っ取られるリスク
OpenClawはメールやWebページの内容を読んで処理することができます。
これを逆手に取り、メールの本文に「こっそり悪意ある指示」を埋め込み、OpenClawに実行させるという攻撃(プロンプトインジェクション)が実際に確認されています。
AIエージェント向けSNSの公開投稿に、暗号資産を流出させようとする指示が埋め込まれていた事例もあります。
「受け取ったメールを読んだだけでOpenClawが乗っ取られた」という事態が起こりうるのです。
総評 | どんな人に向いている?
ここまで整理してきた中で、では実際にOpenClawとCowork+Dispatchはどんな人に向いているのかを、改めて整理しました。
OpenClawに向いている人
・エンジニア・開発者・上級ユーザー
・サーバー管理の知識がある人
・自分でカスタマイズして使いたい人
・複数のAIを使い比べたい人
・完全自動化・24時間無人運用を目指している人
・セキュリティリスクを自己管理できる人
・費用を細かく自分でコントロールしたい人
Cowork+Dispatchに向いている人
・技術的な知識がない一般のビジネスパーソン
・すぐに・安全に使い始めたい人
・スマホから指示して結果を受け取りたい人(前提条件あり)
・Excelや PowerPointとの連携が必要な人
・月額定額で費用を管理したい人
・会社や組織で安全に導入したい人
どれを選ぶべき?普段使いに適しているツールは
結論として、個人の視点も入ってしまうのですが、一般のユーザーにとって「普段使い」のツールは現状ではCowork+Dispatchがオススメです。
安全性はAnthropicが保証し、費用は定額で予測しやすく、設定の手間もほぼかかりません。
一方OpenClawは、自分でサーバーを管理できる技術的な知識があり、「特定のサービスに縛られたくない」「徹底的に自動化したい」「複数のAIを組み合わせたい」といった明確な目的を持つ上級ユーザー向けのツールです。
その強力さは本物ですが、それに見合ったリスクと管理コストが伴います。
OpenClawはあくまで「さらに先を目指す人」のための選択肢として理解しておく程度で十分だと感じました。