ChatGPT・Gemini・Claude、文章生成が上手いAIはどれ?WEB制作会社が5つのテーマで実際に比較してみた
「AIって文章も書いてくれるらしいけど、実際どれが一番使えるの?」
ChatGPT、Gemini、Claude——どれも無料から使い始められる汎用AIとして広く知られていますが、いざ文章を生成させてみると、それぞれに個性があります。
私たちはWEB制作会社として日々AIを活用している立場から、今回は同じプロンプトを3つのAIに投げて、出力結果を正直に比較してみました。
ビジネスシーンで使いそうな文章から、情緒を問うような創作系の文章まで、5つのテーマで検証しています。
「どのAIを使えばいいかわからない」「実際のところどう違うの?」という方に参考になれば幸いです。
比較の前提条件
・同じプロンプトを3つのAIにそのまま投げています
・出力結果は加工なしでそのまま掲載しています
・評価はあくまで個人の感想・意見です
・使用したAIはChatGPT・Gemini・Claude、いずれも執筆時点の最新バージョンです
5つのテーマで比較してみた
テーマ① ビジネス文章|謝罪・お詫びメール
サービスの納期が遅れてしまったことに対するお詫びメールを、相手に不信感を与えないよう配慮しながら500文字程度で作成してください。
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比較してみての感想
3つとも丁寧なお詫びメールとして十分な品質でした。
その中でも気になった違いとして、まずGeminiとClaudeは、生成した文章のポイントを合わせて説明してくれました。
「なぜこの表現にしたのか」「どこがこの文章の肝なのか」といった意図を教えてくれるので、腑に落ちるし、「ここをこう変えたい」と伝えやすくなります。
ChatGPTはそのあたりの説明がなく、文章だけがポンと出てくる印象でした。
またClaudeは、メールで使いそうな文章だと判断したのか、ワンクリックでメールを作成できるような形式で回答が出てきました。
このちょっとした気の利き方は、実務で使うときにじわじわ効いてきます。

置き換えが必要な箇所の表記についても差がありました。
ChatGPTとClaudeは「〇〇」「△△」のように記号で示してくれるのでわかりやすい。
一方Geminiは「[相手の役職][相手の氏名]様」のように括弧で囲うスタイルで、うっかりそのまま送ってしまうリスクがなくはないと感じました。
テーマ② ビジネス文章|角を立てない断り文
クライアントからの要望を断る文章を、ネガティブな印象を与えないように配慮しながら、500文字程度で作成してください。
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比較してみての感想
このテーマで特に印象的だったのがClaudeです。
断りの文章というナイーブな内容に対して、「こういうケースならこのアプローチ」「この場面ならこちらの方が適切」といった複数の選択肢を提案してくれました。
状況によって使い分けられるのは、実務的にかなりありがたいです。

またここでもClaudeはメール形式として認識し、ワンクリックで送信できる形で回答が出てきました。テーマ①と合わせて、ビジネス文書としての使い勝手の良さを感じました。
テーマ③ ビジネスコラム|説得・訴求文
“デザインにお金をかけない企業が損をする理由”を、煽りすぎないトーンで500文字程度にまとめてください。
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比較してみての感想
ChatGPTは万人にわかりやすいワードを選ぶ傾向があり、読みやすくスッと入ってくる文章でした。
Claudeも同様に読みやすい印象です。
Geminiは一般向けと言うよりビジネス寄りな印象がありました。
内容としては悪くないのですが、読み手によっては少し難しく感じるかもしれません。
テーマ④ 働き方コラム|体験談・エッセイ
“一人で考える働き方”と”誰かと壁打ちしながら考える働き方”の違いについて、自身の体験を交えながら500文字程度のコラムを書いてください。
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比較してみての感想
このテーマは「自身の体験を交えながら」というプロンプトに対して、3つのAIがどこまで”それらしい文章”を作れるかが見どころです。
これまでのテーマでは各AIの文章にそこまで違いはありませんでしたが、このテーマではそれぞれで微妙に違いがでたなと感じました。
ChatGPTはすごく真面目。
単純にいままではこうで、今はこんな変化がありました、という報告感のある体験談でした。
良くも悪くも抑揚のない仕上がりです。
Geminiは哲学チックな小難しい感じに仕上げてきました。
文面に抑揚があって面白味がある一方で、一般受けはしなそうな仕上がりに。
Claudeは一番コラムっぽさのある内容で返してきました。
一人称の語り口で難しい言葉を使うわけでもなく、いい感じです。
このあたりはぜひ全文を読み比べてみてください。
テーマ⑤ 創作|ショートストーリー
なんでも良いので3つのキーワードを考えてください。その3つのキーワードから500文字くらいで物語を書いてください。情緒を感じるものが良いです。
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比較してみての感想
全AIがなかなかエモい文章を返してくれて、正直このテーマが一番面白く感じました。
どの文章もいい感じなのですが、読み比べると微妙に個性の違いが出ました。
ChatGPTはその文章の中でしっかり物語が完結する、読後感のある仕上がり。
Claudeは先が気になる終わり方をしていて、続きを読みたくなる引きがありました。
Geminiも文章の質は高いのですが、前の2つと比べると、断片をかき集めてエモさを演出しているような印象です。個人の意見にはなりますが、少し”わざとらしさ”を感じました。
文章の好みが一番分かれるテーマだと思うので、ぜひ全文を読んでみてください。
総評:結局どのAIが一番使えるのか?
5つのテーマを通じて感じたことをまとめます。
まず前提として、どのAIも文章生成の品質は一定のレベルに達しています。
「とりあえず文章を作りたい」という目的であれば、どれを使っても大きく外れることはありません。
その上で、それぞれの個性をひと言で表すとこうなります。
| AI | 印象 |
|---|---|
| ChatGPT | 真面目で万人向け。わかりやすいワードを選ぶ安定感がある |
| Gemini | 内容は悪くないが、少し難解な表現が出やすい。生成した意図を説明してくれる点は〇 |
| Claude | 真面目で読みやすい上に、気の利いた機能が多い。実務での使い勝手が一番高い |
正直なところ、好みが分かれる部分は大いにあります。
文章のトーンや読み心地は個人の感覚による部分が大きいので、まずは自分で試してみるのが一番です。
その上で私個人の意見を言うと、ビジネスで使うならClaude、日常使いならChatGPTを使うかなぁと思いました。
文章の品質はもちろんですが、生成した意図を説明してくれる、メール形式で出力してくれる、複数の選択肢を提案してくれるといったClaudeの「気の利き方」はビジネスにおいて実務でじわじわ効いてきます。
文章を作って終わりではなく、その先の使い勝手まで考えられている印象です。
WordやExcelとの連携 | ビジネスの観点で感じた一番大きな違い
前の章でビジネスで使うならClaudeとお伝えしましたが、そう感じたのにはもう一つ大きな理由があります。
それは、Claudeは生成した文章をWordやExcelの形式で出力してくれること。
書いた文章をそのまま資料化して提出したいという場面は、ビジネスにおいてよくあるシーンだと思います。
ChatGPTもGeminiも文章の生成と言う観点で全く遜色はないのですが、「Wordで出力して」「Excelで出力して」と指示しても「こっちは文章作ったんだから、あとは自分でWordに貼り付ければええやん」といった具合に、急にやる気のない反応を返してきます。
※もちろんAIはこんな風には言ってきません。
その点Claudeは生成した文章をWordやExcelの形式で出力してくれるばかりか、実際にその資料がどんな感じになっているかをダウンロードしなくても、右のプレビューエリアで見せてくれます。
この機能、便利すぎる!!
とまあ余談でしたが、どのAIも無料から始められるので、この記事を参考にぜひ自分で触ってみてください。