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小金井市商工会青年部「第21回KSSちびっこフェスタ」に参加しました

自社コラム

― ペットボトルラベル作り体験を実施 ―

2026年2月11日に開催された
「第21回KSSちびっこフェスタ」(主催:小金井市商工会青年部)に、
Thir.Oneは参加協力企業として出展いたしました。

本イベントは、地域の事業者がそれぞれの専門性を活かし、子どもたちに体験の機会を提供する地域交流イベントです。当日は多くの親子連れで賑わい、活気ある一日となりました。

デザインの考え方を伝える体験プログラム

当社では、デザインについて身近な題材を通じて分かりやすく伝えたいというコンセプトのもと、「ペットボトルラベル作り体験」を実施しました。

ペットボトルのラベルは、日常の中で誰もが目にしているデザインのひとつです。何気なく手に取っているものにも、実は「考え」が込められていることを感じてもらえたら——そんな思いから、この題材を選びました。

1セッション45分という限られた時間の中で、制作だけで終わらせるのではなく、「考える時間」も大切にする構成としました。

①まずはクイズ形式で考える

いきなり描き始めるのではなく、まずは問いかけから。

・なぜ商品にはラベルがあるのか
・誰に向けて作るのか
・色や文字にはどのような意味があるのか

といった質問を通じて、デザインの役割について一緒に考える時間を設けました。

「目立つため」「分かりやすくするため」
子どもたちからは率直で本質的な意見が次々と出てきました。

② 企画を整理する

次に、簡易的な企画シートを用いて、実際にデザインを考える前の整理を行いました。

・どんな飲み物か
・誰に届けたいか
・どんな印象にしたいか

描く前に、まず言葉にする。

私たちが日常の業務で大切にしている
「目的設定 → ターゲット設定 → コンセプト設計 → デザイン制作」
という流れを、子ども向けに噛み砕いたかたちです。

考えが整理されると、自然と描く手も動き出します。

③ 実際にデザインしてみる

企画が固まったところで、いよいよラベル制作へ。

思い思いの色や形で、世界にひとつだけのラベルが生まれていきました。

完成後は、ラベルをペットボトルにセットし、ドライヤーの熱で圧着。
少しずつフィットしていく様子に、会場からは小さな歓声も上がりました。

制作に取り組む姿勢は非常に真剣で、
想定以上に「誰に向けたデザインなのか」を考えながら形にしている様子が印象的でした。

企業としての学び

私たちは日常業務の中で、デザインの意図や考え方を当然の前提として扱っています。
しかし、それを子どもにも伝わる言葉に置き換えることは、決して簡単ではありません。

「なぜこの色なのか」
「なぜこの形なのか」
「なぜこの配置なのか」

これらは制作現場では自然に判断していることですが、改めて理由を説明しようとすると、言語化の解像度が問われます。

例えば色ひとつとっても、「目立つから」だけでは不十分で、

・誰に向けているのか
・どの場面で手に取られるのか
・競合との関係性はどうか
・ブランドの印象と一致しているか

といった複数の要素を踏まえて決定しています。

今回の体験では、それらを小学生にも理解できる言葉に置き換える必要がありました。
その過程で、私たち自身が「無意識に行っている判断」を改めて整理することができました。

デザインは感覚だけで成立するものではなく、目的と根拠の積み重ねで構築されるもの―

今回の出展は、その基本姿勢を再確認するとても良い機会となりました。

さいごに―地域との連携について

このような貴重な機会をいただいた小金井市商工会青年部の皆さまに、心より感謝しております。

地域事業者が連携し、それぞれの専門性を持ち寄ることで実現する取り組みは、地域の活力づくりにも繋がると感じています。

今後もThir.Oneは、デザインを通じて地域と関わる機会を大切にしてまいります。

Thir.One inc.

Design the Process
For a Better Future.

デザインの力で、ビジネスの仕組みを再構築する。
それがThir.One inc.のクリエイティブです。

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